集中力と場所の関係

ABETATSU

2007年06月26日 23:15

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☆きょうのさくひん☆



Vol.oo58♪YMくん:7さい
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ひとつの場所を設定し、その空間の中で目的や興味あるものがない中で、長時間いつづけることは、私たち大人でもかなり大変です。

しかし、子どもたちは意外と様々な都合により、ひとつの空間の中でおとなしくしていくことを強要されることもあります。

今日のセッションでK君は教室のある空間の中で30分ぐらいの時間でしょうか、ずっと集中して絵を描いていました。普通だと戸が閉まるカチャって音や、大好きなブロックがガチャガチャ崩れる音がしたら、集中は途切れてしまうものです。

しかし、今日は何が起こっても集中力が切れません☆

いつしか、部屋の戸は開けっ放し!人の声も全く邪魔しない☆
そして、今日使用していた、ソリッドの柔らかクレヨン(筆圧が弱くても色がのるもの:口紅ぐらいの柔らかさ)のおかげでしょうか!Kくんは頭の中のイメージを紙面に投射するのに、道具としてもストレスを全く感じなかったように思えました☆
やはり、道具もその子どもに合った使いやすいモノが必要なのだと、確信いたしました。

様々な要素が上手く結びつき、彼の頭の中の世界は、永遠と宇宙のように広がっていたに違い有りません。



部屋や空間ありきではなく、その場所で何をしているのか!
何がそこに居続けさせるのか・・・

脳の中で興味を連鎖し続け、自分の世界観を創り上げ、スピーディーにありのまま紙面にぶつけているK君を見て、ほんとに羨ましく思ったのでした。

私も集中して、自由に描いてみよう!!

写真はK君の世界

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